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2014年07月

2014年07月27日

7月27日(日)

東京東京 えらいこっちゃあ

昨年、東京五輪開催が決定後に、名古屋市長が呟いた言葉だ。昨夜の隅田川花火
大会が、栄華の象徴に見えた。なんでも都心、東京、回帰、熱狂、といった首都礼賛の
風潮だ。しまいには都内でなければ今後の人口減社会は暮せませんよ、とはっきり申す
人も多い。人・もの・経済・・住んでいるだけでそんなに偉いのか?とやっかむくらいです。

この度の4日間にわたる夏休みで、最も感動したことは、やがて消えゆく北陸特急に
乗ったことよりも、富山新聞・北日本新聞といった地方新聞をゆっくり見たことよりも
自らのプランが完璧だったことよりも、特急乗車に関しては(カネに糸目をつけない)
と誓ったことよりも、実は新潟・魚沼市(旧小出町)にずっと地元のために尽くし住み
続けている3家族の叔父さんのことを改めて思ったことかもしれない。確かに生まれ
故郷は過疎化も進み、数年前に合併もした。人影もまばらだが、今回も幼少期からの
変わらぬ温かみを与えてくれた叔父さん一家には、本当に感謝している。
いつまでもお元気でいて欲しい。

今回のお墓参り(小出行き)を提案したのは妻なので、多少は感謝する。

12年ぶりに生まれ故郷に降り立ったときは、昔と変わらぬ感動やときめきがあった。
まだ当時は独身で、独立2年が経過したばかりで、先の不安に怯えながらの頃に
祖母が亡くなって以来の故郷に辿り着いた。とかく歳ばかりを無駄に重ね、何事に
おいても感動が薄らいできた自分にも、まだ子供のころの邪心を残してはいるのだな
と少し安心した。

河村名古屋市長の「えらいこっちゃあ」は、そんな東京中心主義を憂う言葉だが
地方も田舎も頑張っていますよ。、