年に一度だけ二十歳前後に戻る大学のOB会が開催された。この日はひどい雨で
夜までやむことはなく早くも出席者数の心配である。収支では100名来ないと赤字に
なる。思えばこんな役を引き受けたために結構大変だった、と言いたいが、誰かが
やらねばならないし。これも過ぎてみればよい思い出となるだろう。
一番乗りで市ヶ谷の会場へ入る。さすがに竣工間もないのできれいだ。受付で準備を
開始すると次第に続々と皆さんが登場する。久しぶりの人、見知らぬ人、毎年見る人
など様々だが、それぞれ責任や十字架のようなものを背負って頑張っていることであろう。
仲の良い同級生や後輩も結構いるのだが、この日に限ってはほとんどそういった人たち
には会えなかったので残念だ。特に同級生はわずかに11名中3名しかいない。まあ2名
来てくれただけでも良かったかな?
参加者は98名でご祝儀を加算すると、予定通りの黒字額になったのでほっとした。
自分のあいさつで「なるべく見知らぬ人に話しかけよう」と言ったので自分からも
結構声をかけたのだが、本当にいろいろな個性あふれる人が身近にいるものだ。
夜は帰るのが面倒なので私学会館に宿泊しました。